Official髭男dism『Stand By You (Acoustic ver.)』

Official髭男dism - Stand By You (Acoustic ver.)［Official Video］

最高すぎて絶句した話をします。絶句したのに話できる、ってなんか矛盾。

髭男は関ジャムに出てた時に、ボーカルの藤原さんがすっごい音楽に詳しいんだな、と思ったくらいで、曲はほとんど聴いてませんでした。周りが『Tell Me Baby』『ノーダウト』で盛り上がってるときに私はへーあいみょん米津玄師系ね鼻ホジ。あの頃の自分マジで殴られろ。今になって『Lemon』をバカ聴いてめそめそ泣いてます。

初めてちゃんと聴いたのは『バッドフォーミー』。この曲最高すぎませんか？ファンク調でおしゃれなメロに、歌詞は泥臭い恋心でそのコントラストが気味悪くて。褒めてます。藤原さんの突き抜けるファルセットも、絶妙な韻も心地よくて、ラストの転調も単純に行かないのが大好き。何万回でも聴ける。

Official髭男dism - バッドフォーミー (Short ver.)［Official Lyric Video］

『バッドフォーミー』をエンリピしている間に、『Stand By You』のEPが発表されて。『バッドフォーミー』ほどの衝撃はなかったものの、この曲調スキー――――！！！と拳つき上げました。そこそこ売れたけどJPOPに寄って行かずに髭男みが溢れていて、これよこれこれ！！！！が止まりませんでした。サビの複雑なノイズっぽいギターが好き。ここ打ち込みじゃないですよね？音楽素人だからいまいち聴いただけじゃわからないけど、バンドだし弾いてるっしょ(クソ)。ＭＶのビートルズ感も大好き。売れてほしいけど、髭男って意外と若い人には刺さらなそうですよね。ちょっと上の世代と、サブカル層には爆売れしそうですが…。こういうアーティスト売れてほしいな～ていうか海外に行っても受け入れられそう。

ラジオでもよく流れてたし、めっちゃ聴いてました。

と思ってたら、先日。アコースティックバージョンがYouTubeで公開されました。

なんじゃこりゃ！！最高！！！！！！と変えたばかりのHUAWEIぶん投げた。

アコースティックバージョンでこのサムネだから、藤原さん一人で歌い上げるのかと思ってたら違った。みんな出てきたけど、楽器無しでコーラスと手拍子オンリーなのです！！！！！！そのコーラスがうまくて驚く。三人とも声に癖がなくて、メインの藤原さんの声に寄り添う感じ。このアコースティックバージョンやろうっていった人(きっと本人たちだろうけど)、金一封差し上げたい。

原曲ではノイズ感というか、「本当はピアノ一本でもいけまっせ、でも音つけちゃいまっせ」的なアプローチが好きだったんですが(伝われ)、そこがそぎ落とされると、やはり洗練された印象に。しかし原曲に戻って聴いてみると、たくさんの音から成る騒々しさ、バンド感が楽しくて。ただのおしゃれバンドじゃないな…となります。交互に聴いて耳が溶けてる。髭男の思うつぼ。

ピアノについて全く知識ないんですけど、このリズムで弾き語りするの、めっちゃ難しそう。ジャズアーティスト感さえある。まず『Stand By You』自体が難しいんですよね。歌ってみるとわかるけど、リズム取りづらいし、音程の上下激しいし、意外と言葉が詰まっていて歌いづらいんです。髭男の曲は全体的にそんな感じ。藤原さんすごいわあ。多分年下だけど、音楽知識の多さもバッチバチに尊敬してます。

というわけでした。

EPに一緒に入ってる『FIRE GROUND』も良いです。出す曲全部良いな。天才なのか？