大人は見えない

しゃかりきコロンブス

Mr.Children Tour 2018-19『重力と呼吸』@さいたまスーパーアリーナ

行ってまいりました!!

一年以上ぶりのミスチルライブ、しかもオリジナルアルバムのライブ!!!

Thanksgiving@日産では、私の「入っていて本当に意味があるのかわからない、一度も当たったことがないF&M名義」がどういう風の吹き回しか、アリーナ3列目を当ててくれました(今までのライブは全部同行者が当たるか、イープラスとかで当たってた)。だから今回は期待していなかったのですが、F&M枠で当たりました!わーい。しかもアリーナの中盤くらい、センステあたり。どうした私の名義。来年以降が心配になるから幸運は小出しにしてほしい。

では、まだまだツアーは折り返してもいなそうですが、大ネタバレ語彙力欠如の感想かましていきます。

 

 

tour.mrchildren.jp

 

 

始める前に、同行者と「やってほしい曲大喜利」をしていました。シンプルなバンド曲で、ストリングス少なめなやつだろ~という激アバウト且つ願望が詰め込まれている予想の下、出たのがこちら↓。

・SUNRISE

・花

・Happy Song

・男女問題(正式名称長い)

・Monster

・靴ひも

などなど。『SUNRISE』は『UFO』と同じくらい存在を忘れられている曲だと思いますが、毎日変わる「私のミスチルで好きな曲トップ10」不動の一曲です。『SUNRISE』やってくれるまで死ねない。

 

 

 

感想ね。

すごくシンプルなライブになると思ってたから、「ミスチルあるあるのオープニング深イイ映像はないだろ~」と思ってたら、本当に無かったです。逆に驚いてしまった。入りからかっこよすぎ『SINGLES』。あの照明すごかった~。赤と青でバッキバキ。やっぱり『SINGLES』って、ハゲタカの時はわからなかったけど固い曲ですよね。JENのスネアがめちゃくちゃ固くて痺れました。

からの『Monster』。最初のベースのべべべ…が来た瞬間にえ??????うちら?????すごくない??????『Monster』当てるのはやばない????ってなりました。予言者。私はライブで聴いたの初めてかもしれないです。ちょーーかっこよかった。「さあどんな叫び声をあげようか」。…ヤバ。こっちまで苦しくなるし、桜井さんと戦っている気分になりました。そっからバッチバチの『himawari』。何回聴いても大名曲です。喧嘩だコラアアアアア!って感じですよね。オープニングから「何かを届けてくれる」、「楽しませてくれる」というよりは、「自分たちを見せつけてくる」感じだった気がします。だからこちらも戦闘態勢に入ってしまった(?)。早めにダメージ与えてきましたね。周りのお客さんもみんな「このタイミングかあ…」みたいなため息吐いてました。私は「負けねえ…」とメラついてました。最高。『幻聴』、なかけーも田原さんも楽しそうだった~。『幻聴』って桜井さんが歌うの楽しそうだし、演奏も楽しそうだし大好き。でも実は演奏えぐい曲ですよね。ベースライン鬼でしょ。

 

 

HANABI』、『NOT FOUND』。この2曲は、いままでのライブで聴いてきたのと一味も二味も違いました。なんか、違う人たちが演奏しているみたいだった~。どのみちかっこいいんだけどね。演奏に引っ張られている感じ、といえばいいのか?桜井さんが書いた曲なんだけど、まぎれもなくMr.Childrenの曲だ、と思ったというか。真ん中に桜井さんがいる、というよりむしろ3人が演奏でがっつり引っ張ってた。この2曲は、超有名曲ではあるけど、きちんとバンド曲なんだぞ!という証明になってたなと思います。からの『忘れ得ぬ人』。えええええええええええ。私的心締め付けられ(元カレ思い出し)ソングなんですけどおおおお泣いちゃうからやめてほしい…。まさか今回歌うとは。サニセビのピアノはシンプルで好きです。個人的にセビィは「みんなの映画部」でおなじみだから、今回帯同になったのが素直に嬉しかったです。

 

 

そっから、花道に移動して、今までやったことない横並びでの演奏!新鮮だけど、今回のツアーにぴったりの演出だったと思います。『花』きたーーーー、本当に自分たちは予言者なのだと確信しました。4人が同じラインに立って演奏するの、マジで心がぎゅいんとなりました。視線が交わることはないのに一緒にいる感じが~~~泣ける~~。『花』のギター大好きだから、田原さんが正面の方の席で良かった。田原さんのギターって、丁寧に餃子を包んでるみたいに見えませんか?繊細で均等で忠実で、見なくても感覚で出来ちゃう感じ。大好きすぎるがゆえに語彙力が失われています。あの幕みたいなのの演出おしゃれでしたね。ブイの『Air』みたい。色も桜井さん→青、田原さん→紫と緑、JEN→黄色、なかけー→赤、がメンバーカラーというか、それぞれの持つオーラって感じで最高でした。

『addiction』からの『Dance Dance Dance』。踊りまくり。ダンス~の最初、打ち込みみたいなイントロ来て「ミスチルも打ち込み時代来るの??星野源なの?」となったけどやっぱりバンドだった。今回本当にJENのドラムが違うのか、演奏が違うのかわからないですが、スネアがハチャメチャに固い。エッジ効いてる曲たちがさらに研磨されていて、切れ味最強のナイフぶん回してる状態で無双していました。センステでジャンプしながら音源越えの歌かます桜井さん何なんですか。ドMじゃないですか。

どこかで『ハル』挟みました。これも歌うとは!春→『ハル』、夏→『HANAB』、秋→『秋がくれた切符』、冬→…どの曲だろう、すぐには思いつかないですがそういうことなのかなあ!!!

 

 

佳境。『and I love you』からの『しるし』、泣かせるつもりですか。往年の名曲であり私の心臓つぶし曲。『and I love you』は特に演奏が良かったです。演奏が歌詞を引っ張ってきた。そこからの『しるし』は、桜井さんの歌が素晴らしくて、何回聴いてもこの曲には勝てないな、と思います。てかまだ臨戦態勢なのかよ。『しるし』って私的に構えてないと心臓痛すぎて聞けない曲なんです。ただのラブソングじゃなくて、人間ソング。生涯ともに生きていきたかった人ソング。走馬灯が…あーーーーーキッツい。

『海にて、心は裸になりたがる』、音源では「ふ~ん」だったのに、ライブで聞いたらかっこよすぎました。ブチ上がる。なかけーと桜井さんが「嫌な奴だと思っていても~」のところでお互いを指さしあってて、そっからラスサビ転調手前の「オーオー!」をなかけーに歌わせてたの、楽しそうすぎてハピネスここに極まれり。田原さんにやる日もあったらぜひ、映像化お願いいたします。『擬態』、『worlds end』。もう大好き大攻めセトリかよ~。いつもならハピネス大円団!なところを、何にも縛られない!今を越えていく!って…。絶対この人たち止まらないな、と確信しました。最高に好き。みんなで裸になって叫びまくる曲連発!楽しかったです。『worlds end』のラスサビ前の間奏の弦楽隊が天才だった。てか『worlds end』を最後にやろうとする体力マジスゴイ。大尊敬。

 

 

本編ラスト『皮膚呼吸』。この曲も最初はそんなに刺さってなかったのですが、最近グサグサ来ていまして。最後にやられたのやばかったです。今の年齢、境遇だからこそ、ぐっと来たのかもしれない。「苦しみに息が詰まったときも また姿変えながら そう今日も 自分を試すとき」。本当にそうだなって思っているし、このメロディが押しつけがましくなくてまた泣ける。これからどうなっていくんだろう。ミスチルはまだまだやりたいことがたくさんあって、それをたくさん見せてくれるんだろうな、と思えました。いつもありがとうしかないですね、本当に。今、めっちゃ涙こぼれそうです。拭く。

 

 

アンコ。私は25周年のライブで沖縄をやるあたりがミスチルの良さだと思っているのですが、今回も「もうミスチルこれだから~~!!!!!好き~~!!!!!!」となってしまった。『REFLECTION』の時の名残でまだスマホライトやってる人がいっぱいいたんですけど、暗めの映像が始まって、だんだんと消え始めて。出てきたアンコ一曲目が『here comes my love』。「輝く光じゃなくっても 消えることのない心の灯りはいつも 君を照らしてる」。…絶句、というか、失笑してしまいました。いやこの人たち皮肉ですかーーーーーーーー!最高!!!!!!!いや多分意図してるわけじゃないと思うんですけど、光なんていらないよ~♪って最高すぎました。まごうことなき名曲です。桜井さんのギターソロ、弾きたくて仕方なかったんだろうな、という無双っぷり。その後ろの演奏がまた、縁の下の力持ち。しっかりバラードベースは崩さない心地よさはさすが26年一緒にやってるだけある、引き算な感じ。

『風と星とメビウスの輪』。久々でした。間奏の手元カメラください!!!桜井さんの今日イチのシャウトが最高だった。『HOME』って地味だけど何気に名盤ですよね。『秋がくれた切符』はやると思わなかったです。意外とアルバムからやらなかった気がする。ていうか私の好きな2曲が入っていないのか…5年後くらいに犬はやりそう。

 

 

ラスト『Your Song』。「そう、君じゃなきゃ」、4人がそれぞれに向かって鳴らしてるみたいでなんか泣けてきました。今回のライブ、超有名曲はそんなにやらなかったし、映像で世界観を創り上げることもせず、照明で自分たちのありのままを照らす感じだったと思うんです。まさに「曲を聴かせるライブ」。田原さんとなかけーも、何本使うの?ってくらい楽器変えてました。曲と曲、曲と映像のつながりで世界を作るんじゃなくて、一曲ずつ楽器を変えながらでも、今聞いてほしい曲、演奏したい曲をやってた。言うならばめちゃくちゃフィジカル勝負のライブ。こういうの、若い人がやるやつですよ本来は。ここにきて、26年選手がこんなセトリ組めるんだ、こんなフィジカル勝負のシンプル演出できるんだ、と感動しました。年を追うごとにそぎ落とされて裸になっていくバンド、面白すぎるでしょ。『himawari』が象徴的ですが、タイアップでも好きなことできちゃう感じ、もう何も怖いものなしって感じですね。自分で剣を選べるというか。ミスチルの曲に心臓痛めつけられ屋さんの私は、人生経験を積んでさらに盾を厚くしなければなりませんね…。

さておき、このツアーはアリーナ規模で見られてよかったな、と思います。デカすぎると、魅力が減っちゃう気がする。もちろん、お前らドームどころか屋外でやらないともう魅力が収まらないよ!!早くスタジアム作ってよ!!という人たちもいますが。まあEXILEなんですけど。

 

 

会報で楽器紹介よろしくお願いしますマジで。これは本気でお願いします。なかったら要望のお手紙出しちゃいますからね。