大人は見えない

しゃかりきコロンブス

V6『Super Powers / Right Now』

去る1月16日に、V6の50枚目のシングル『Super Powers / Right Now』が発売されました。遅くなりましたが、50枚目のリリースおめでとうございます!毎度毎度素敵な曲をありがとうございます。素敵な曲を作ってくださる製作陣も豪華すぎて、私の好きポイントをしっかり押さえてくるチョイスで、もう頭が上がりません。久しぶりだからいろんな話しまーす。

 

 

まず、『Super Powers』から。

 


V6 / 「Super Powers」Music Video

 

アニメ『ONE PIECE』の主題歌。V6とアニソンの親和性については、一度しっかり研究したい。他方、求められた方向を演じられる、という才能なのかな、と思ったりもしています。

まずMVの色使いが好きだし、フルーツカービングでしたっけ、6人それぞれに合わせた(担当されたカービング作家さんがツイートしていました。感謝です!)という実がカワイイ。

そして突如現れる、きゃりーぱみゅぱみゅの使者みたいなダンサーたち!たしか、初めてこの曲のパフォーマンスを見たのが、年末のフジテレビ・FNSだったと思うんですけど、その時のツイッター面白すぎた。バックダンサーいることに慣れないからわたわたするブイオタたち。私もその一人でした。ダンサー多すぎて6人がどんな振りしてるかわからなくて、何回も巻き戻しして見ました。MVちゃんと見たらなんかもう慣れました。むしろワンピースっぽい壮大な規模感は、6人だけじゃ出せなかっただろうな、と思ったり。グリーンバックで6人が大海原を旅する映像にしたら、さすがに…だろうし。照明の使い方とかと一緒に、このMVの解説聞きたいな~なんて思っています。ほんttttっとにダンサーつけるの久しぶりじゃないですか?女優さんとかはいたけど、がっつりダンスを職業にしているであろう方たちとの共演は、本当に久しぶりだった気がします。その意図をぜひ聞きたい!というか、雑誌などで文献があったら読むので教えていただきたいです!

 

曲に関しては、王道アニソンではあるけど、声優アーティストのようなコテコテ感はなく、しっかりポップとして完成されているな、と思いました。もちろん、声優アーティストさんの曲も熱がこもっていて、どこまでも突き抜ける歌のうまさ・表現力が好きなのですが。ジャニーズ曲としてのポップさとか、暑苦しくならない抜け感とか、絶妙です。特にBメロ?あたりで音を一瞬抜いているところが気持ちいい。Cメロのトニカミ対比も、お家芸~!と握り拳突き上げました。そっから一気にゴージャスになっていく展開がまさにワンピース感(ワンピースはウソップと仲良くなるところまでしか読んでいませんが)。

坂本君のフェイクはいつも通り、「はいありがとうございます最高です」といったところです。やっぱり坂本君が楽しそうに歌ってると、こちらも幸せになります。耳から元気が送り込まれる!

 

歌詞は、何かの雑誌で井ノ原さんが言っていた通り、「頑固な運命に導かれている」というフレーズが、まさに彼ららしいなと。ちょっと泣きそうにもなります。森雪之丞さん、大感謝です。実はがっつり応援歌というわけでも、努力・友情・勝利でもないっぽいんです。「光の中引き摺る影は 情熱と憂鬱の比喩(メタファー) 哀しみが転がる街で 僕たちは踊るんだ」。決して綺麗事だけではない、希望の手前に落っこちている絶望や挫折が、しっかりたっぷり詰め込まれています。おかだの「失敗も妙にチャーミング」も好き。あなたも十分チャーミングよ。テレビサイズだと、ラスサビで長野君のソロが来るんですけど、そこも至高。テレビで長野君のソロが来るとテンション上がるの、ぶいおたあるあるですよね?

あと、最近ハロプロのオーディション映像ばっかり見ているから思うのかもしれないけど、この曲16ビート気味?ですか(わかっていない)?

16ビート意識して歌うと心地よくて、独特の疾走感とワクワク感が増すような、気がする。ここら辺はBEYOOOOONDSの小林萌花さんのブログ読んで勉強します。

 

あとダンス!逆三角形のてっぺんに君臨する金髪の健くん!いちいちセルフプロデュースが天才です。あ~でも、この逆三角形でリズム取るところでは、たったったったっだから8ビートか?まだまだ勉強不足です。閑話休題。たくさんのダンサーを従えているのに、ダンサーが去って6人になった時に、すっごい強い集団に見えるんです。ダンサーさんたちのことずっと6人の手下と思ってたけど、敵なのかもしれない。敵を全員ぶった切った後、残った6人の戦士、みたいな。これはおたくの妄想だと思いますが。

 

 

『Right Now』いきます。

 


V6 / 「Right Now」Music Video

 

まず初めに。楽曲を提供してくださった清水翔太さん、本当にありがとうございます!この流行りのモードを23年選手にくださるなんて。そしてこの曲をモノにするV6。いろんなモードの曲をすぐに咀嚼して、アウトプットして、自分たちの作品に出来る。音楽が好きな集団だからこそだな~と思います。いままでこういうモードの曲はカミ曲になりがちだったので、6人で歌おう、ダブルA面で行こうと決断したお偉いさんにも大感謝です。

初めてパフォーマンスを見たのは、年末のTBS・クリスマス音楽祭。もうほんとぶいおた面白くて好き。この曲では「かっこよ…」しかTLに流れてこない。みんな、あまりのカッコよさに言葉を失ってしまったのです!実況大好きなぶいおたが!そして曲名がトレンド入り。各方面で褒められてめちゃ嬉しかったです。

 

まず特筆すべきは、「歌って踊れるジャニーズアイドルが、サビを抜いたトラップミュージックを地上波で披露」というところですよね。大胆にサビはダンスのみ、しかも大人の余裕を醸し出すステップ。そんなに無理をしているようには見えませんが、多分ダンスがうまいからなんでしょう。複雑で繊細な振りが彼らにぴったりで超好みです。

 

大人の余裕、と言いましたが、ダンス・曲・歌詞すべてにそれを感じさせるフレーズがある気がします。ダンスと曲は前述のとおり。歌詞は、「誰にも渡さない」と決め顔を放ちつつ、強い独占欲も感じます。オレのこと好きでしょ?ってやつです。歌詞つながりで言うと、井ノ原さんのCメロ「例えば大切な何か失ったとしても」最高です。

私、井ノ原さんの歌詞咀嚼力(?)に絶大な信頼を置いているんだな~と思います。ゴキゲンミュージックからベタベタバラードまで、きちんと歌詞の意味を伝える柔軟性が、もうたまらんです。juice=juiceの段原瑠々さん、赤い公園石野理子さんと共通するモノを感じています。

話を戻します。2番の健くんのハモ「分け合って」。健くんの魅力を200パーセント理解している人のお仕事でしょうか。ありがとうございます。普通にユニゾンにエフェクトかけるだけでも十分良いアレンジになりそうなのに、ここを健くんで刺すという、おたく大歓喜の所業。改めて健くん歌うまいよね。

 

観覧入れての、バズリズムも見ましたけど、すぱのばからのらいなうはそりゃああの歓声ですわ。むしろあれくらいで抑えた観覧の皆さんを讃えたいです。失神者とか出ませんでした?まあ見てもらえばわかる通り、森田剛センター無双です。

 

 

ここからカップリングです。

トニ曲『LADY LADY LADY』土岐麻子さんが詞を書いてくれました!ありがとうございます!土岐さんにお願いしたいと思った井ノ原さん、あなたは天才ですありがとうございます。土岐さんがインスタグラムで、ワンピースジャケのCDを載せてくれて、「えっ好きな人が好きな人に曲書いてくれてしかもインスタに載せてくれる世界線…」と、改めて地球に感謝。

 

とにかく土岐さん節が効いてる!一番好きなのは「書き割りのこの街を 女たち颯爽と迷う 点線で切り取られた 生き方じゃないほど迷う」。妙齢…ではないか、不惑の男性にこのフレーズを渡す度胸。そしてなめらかに歌い上げるトニ。「颯爽と迷う」って…2019年こころに響いたワードナンバーワン(暫定)です。

 

そしてまた、絶妙にディスコっぽいメロがちょー良い。トニの声も明るくて、すごい前向きになれます。結構歌詞は重ためなのに、応援歌に聴こえる不思議。

 

 

カミ曲『そんな顔しなくたっていい』。DENIMSという大阪発のバンドが楽曲提供してくれています。不勉強で申し訳ないのですが、今回の楽曲提供があるまでDENIMSを存じ上げませんでした。いざ聴いてみると、もうちょーーー好みだったのです。なんで今まで知らなかったんだろう。『fools』と『otagaisama』が歌詞もメロも特に好き。好きな人が新しいカルチャーへの扉を開けてくれるこの事象、名前があるなら教えてほしいし、ないなら名付けたい。今回も新しい出会いをありがとうV6。『そんな顔~』よりもDENIMSのオリジナル曲を先に聴いていました。

いざカミ曲聞いてみると、もうDENIMS節がビンビンで最高にかわいらしい!!カミの声と混ざって、わたパチみたいな化学反応が起きていました。お互いの強烈な個性を消すことなく、でも出しゃばらない、本当に耳心地のいい曲です。やっぱりカミセンって声がカワイイ。剛健ばっかり言われがちだけど、おかだのちょっとこもった声もカワイイ。

 

歌詞で好きなのは「ひねくれ者でも素直でいたいんだ」とか「小粋に踊って」みたいなDENIMSらしいところ。カミの声のチャーミングさも相まって、なんだかいたずらっこな雰囲気を纏っています。今までにないタイプの曲!さっきも書きましたが、今までだったら『そんな顔~』が6人で歌うカップリング曲で、『Right Now』がカミ曲だったな~と思います。つくづく、新しい挑戦を続ける人たちです。

 

 

そんな感じで、4曲とも最高なのでぜひフィジカルを買ってください!10万枚&愛なんだ2019決定おめでとうございます!まだの方はお祝いに是非!

 

www.johnnys-net.jp

 

最後に、『アドリブ6』の感想を。一生やってろ!!!!!!