超個人的LDH楽曲大賞2018
昨年末にハイローを見てからLDHという事務所にハマり、EXILEの文脈・歴史も学び、ライブまで行くようになりました。LDHという事務所の仲間意識みたいなのは、甲子園を目指している高校野球部並みに強く、毎回新作が出るたびに、インスタグラムやらツイッターやらで所属アーティストが宣伝をしています。そのため、新作情報を逃すことがないのです。ありがたい。ハイロー経由でヒップホップに目覚めたので感謝しかありません。
そういうわけで悩んだ次点は
END of LINE/HIROOMI TOSAKA
LA FIESTA/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
SUPER BALL/DOBERMAN INFINITY
HeartBreakerZ feat.CRAZYBOY/HONEST BOYZ®
Underdog/EXILE SHOKICHI
などなど。英語打つのめんどくせえ。
ランペは特に、シングルカットされた曲もアルバム曲もかっこよくて大好きです。3人ボーカルがいると歌える曲のバリエーションがここまで増えるのか!と驚きました。そして今年は、グループとして成長していく過程も順調すぎて眩しいほどでした。アルバムを聴くと、EXILEイズムを直系で継いでいるのがランペ、というのを実感します。
オネボもドーベルも大好きな曲ばかりでした~。それぞれがやりたい音楽をやらせてくれる、いい事務所だなと心から思います。そろそろ『要!』みたいな曲欲しいです、各所よろしくお願いします。
10位 Catch my Light/RYUJI IMAICHI
RYUJI IMAICHI / Out of the Darkness 〜 Catch my Light (MUSIC VIDEO / YouTube ver.)
今市さんとファンクの親和性は『Over & Over』で証明済みですが、またもやいい曲をやってくれた!感謝!!ソロアルバムめっちゃおしゃれで大好きです。今市さんのアナザースカイ見てからソロアルバム聴くと、めちゃ味わい深いのでおすすめです。アナザースカイを見ると、声とかスター性は天性のものかもしれないけれど、自分でつくった曲を発信するエネルギーは努力の賜物だな、と思い知らされます。グッチメインとかブライアンマックナイトとかニーヨとコラボしてるのすごすぎる。LDHで良かったね…。EXILEには入れなかったけど三代目には入れたのも運命だったのかもね…。臣隆尊いモードに突入しそうなのでこのくらいでやめておきます。
この曲は特に今市さんの弾けるような明るい声質がぴったりだし、LDHがそんなに好きじゃない、見た目が怖いって人にも聴いてほしいです。ただこのサングラスはおしゃれなのか、私にはわかりません。
9位 STEP UP/EXILE
EXILEといえばライサン、チュートレ、壮大なバラード、みたいな印象があるかと思いますが、実はEXILE第一章のコアは80sブラックミュージックにあって、その音楽にのせたダンスが、ニュージャックスゥイング(NJS)、みたいな…。詳しくは勉強中ですので勘弁して。LDHでは啓司さんや健二郎さん、大樹さんが得意なダンスのジャンルです。
この曲はそんなNJS曲!第一章、ひいては初代Jソウルブラザーズ時代からのファンの方からしたら、懐かしさすら感じるかもしれないです。けっこうネス将に歌割が振られていて、新しい世代にルーツを繋いでいく、みたいな心意気も感じました。しかしやはりアツシさんのファルセットと地声の切り替えは見事としか…。アルバムの中では地味な一曲かもしれないけれど、EXILEという生命体を語るには欠かせないし、今後もこういう曲をパフォーマンスし続けてほしい。
8位 Double Play Remix (feat.EXILE SHOKICHI)/CRAZYBOY
LDHにおいて一番自由なのはCRAZYBOYこと三代目のELLYさんなのでは?と思っていましたが、フルアルバムを聴いてそれは確信に変わりました。『ママへ』とか、『PRIVATE PARTY』とかめっちゃいい~。やりたい音楽やりつつ、インスタライブでグッズの案を募ったり、メンバーをMVに出したり、ファン思いでもある。私はCRAZYBOYを「ハピネスの権化」と呼んでます。
この曲は通常バージョンも好きで、MVとか好きすぎるあまり私が再生回数の2割を担ってるんじゃないかと思うくらい見ていたんですけど、曲は将吉さん参加バージョンの方が好きです。オリジナルよりも、より洗練されていてエンタメ感が抜けてヒップホップになったからかもしれない。将吉さんはハピネスで優しい声質なんだけど、ちょっとダウナーなテンションもカッコイイんだな、と気づきました。
7位 YOU & I/DOBERMAN INFINITY
DOBERMAN INFINITY『YOU & I』(DTC ver.) MV
LDHにハマってよかったのは、ドーベルを知れたこと、と言っても良い!それくらいドーベルが好きです。だってメンバーの関係性が男性版『海街diary』なんだもん…。みんなかずきさんがかわいくて仕方ないんですよね。そんなみんなの弟であり息子なかずきさんが、ライブではど真ん中で歌うとか、泣かないわけないです。
『SUPER BALL』の方がヒップホップでドーベルらしさに溢れてるんですけど、なんか今年の彼らの歩みと照らし合わせるとこっちだな、っていう。DTCのための曲だけど、彼ら自身の曲でもあるような気がして、涙腺が刺激されます。「いつまでも消えやしない この絆YOU & I 』を、年下の2人が歌うのちょー良い…。てか失礼だけどINCの皆さん、この年齢でここまでの青春ソングに何の違和感もないのがすごい。5人の今がめちゃ青春なんだなっていうのがわかる名曲です。
6位 The One/DEEP
DEEPは今年は『SING』だろ~!みたいなツッコミわかります。私もそう思っていた。もちろん名曲なんですけど、将吉さんの原曲とはまた違う味わいで素晴らしいんです…。なんてったって、セカンドのツアーでのコーラスが素晴らしくて、これDEEPバージョンも聴きたいナ~とか抜かしてたら、アルバムに入れてくれて。言霊だなあと思ったわけです。やりたいことどんどん言葉にしていこうと思った2018年でした。
なんだろう、好きすぎて言うことがない(笑)将吉さんの「みんな一緒だよ!」的な明るさとは違う、救いをくれるような曲になっています。聴いてくれ。
5位 Puzzle/Leola
れおらちゃんも、LDHにハマるまでは知りませんでした。この曲は健二郎さんが主演した『パンとバスと2度目のハツコイ』主題歌なのですが…心臓を握られました。初聴きで喰らっちゃって動けなかったです。歌詞~~~!!!「独りぼっちも悪くないよと 自分へのレポートだって 大体書き終えてたのよ」ンンン、わかる…。映画見た人ならわかると思うんですけど、この心情がまさに深川麻衣さん演じるふみちゃん!そして私!!のことを!!歌っている!!!!!!!!ばっちり恋歌じゃん!っていう歌詞なんだけど、恩着せがましくないというか、大学生の女の子の日記みたい。等身大も等身大で、何かを代弁しているというよりは心情を吐露しているのです。そりゃ共感できるわな。
れおらちゃん、明るいご機嫌ソングが多いんですけど、こういう歌詞もうまいからもっと歌ってほしいです。JKじゃなくて、ちょっと擦れた大人に向けた曲をお願いします。そしてもっと心臓をぶち抜いてほしい。
4位 花鳥風月/EXILE THE SECOND
このアルバムがまず名盤。1枚通してストーリーあって、スターオブウイッシュにつながるハイウェイを駆け抜けているようで、最高です。
中でもこの曲は、セカンドにしか歌えないなと思う一曲。bpmで言ってたけど将吉さんの自信作であり、啓司さんのお気に入りみたいです。二人して「ヤバいよね~」って話してた。Cメロがネス将の本領発揮!って感じで好き。そしてエンドレスリピートできちゃう優しいトラックも、トライブのアーティストにしては珍しいと思います。将吉さんはバイブス感じがちのアツい男だけど、実はグループや自分を冷静に見る目を持っている気がします。それぞれに合ったものをバチっと決めてくる。このアルバムも、セカンドが得てきた要素をバランスよく全曲にちりばめている気がします。「花鳥風月」ってタイトルの曲はたくさんあるけど、歌詞に入れる人って大胆だな、と思ったり。
よくわからないのですが、from EXILE TRIBEが付くグループ、つまりEXILEの派生グループは、ヒロさんプロデュースの部分が多いっぽくて、セカンドはEXILEという生命体の一部であり、一族のうちの一つの派閥とみなされていないので、セルフプロデュースができるみたいなのです。宗教チックな話になっていますが、これは本当です。
3位 Heads or Tails/EXILE
EXILE / Heads or Tails (Music Video)
当然のランクイン。EXILEこれこれ~!待ってたよ~!って感じ。初披露のセカンドファイナル幕張、最高でした!!!セカンドがEXILEのコアであり背骨であることを証明するような、圧巻のステージでした。ネス将がメインボーカルのパートがある時点で泣きそうになったんですけど、改めて聴くと歌詞が神話的でまさにEXILE。ダンスもザ・EXILE。ジ・EXILEか。あつたかの間にアキラさん、そして前にはKKコンビ、フォーメーション変わってなおとさんとあらんさんの各グループのリーダーズが出てくる感じとか…もうたまらんです。みんなが男らしい表情でバッキバキのダンスする中で、世界さんのこなれ感&しなやかさがめちゃ際立っている気がします。世界さん好き…。
ネス×あつ、将×たかの声質がこんなにぴったりだったとは!!という驚きもありました。コーラスとして気持ちいいというよりは、同じパートをいっしょに 歌った時の声質のハマり方がココイチ。もっとこのコンビでユニゾン組んでほしいです。
間奏の大煽りフリも最高ですよね。大煽りフリことかかってこいやクビカックン。KKコンビの顔面の圧と、おちょくってるような岩田さんのにやつきでご飯3杯はいける。
2位 PARTY ALL NIGHT~STAR OF WISH~/EXILE
EXILE / PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~ (Lyric Video)
まさにEXILE is BACK!!!!!!!!というお祭り曲で、EXILE復活の一発目にぴったりでした。リリックビデオもLDH新年会の様子ダイジェストで、ファンよりも当人たちがEXILE復活を心待ちにしていたんだなと、胸が熱くなりました。
みんなで盛り上がれるパーティーソングなのはもちろん、歌詞がまさにここ数年のあつたかやん…っていう、泣けるストーリー。EXILEのカシラ、あつしさんが海外留学することで、実質活動休止状態になったEXILE。それぞれのグループで、ひとりひとりがスターになって帰ってこようと約束し、たかひろさんがえらんだのはEXILE TRIBEとしての活動でした。自分が先頭に立って後輩たちと超規模ライブを開催。ソロライブもハイローも頑張っていました。
もうこの時点で泣けるんですけど、この曲の歌詞を読むともっと泣けます。「(あ)余計な不安は必要ない (た)仲間との絆忘れない (あ)余計な遠慮はもういらない (た)結局最後は自分次第」もう…あつしさんありがとう…。「国境のない世界」とか、「いつだって賛否両論はつきもの」とかも大感謝です。ダンスも盆踊りみたいでカワイイ。
ガンダム系のゲームとのタイアップだったんですけど、もうピッタリすぎて。初聴きのガツンという初動が忘れられない…セカンドファイナルでやってくれるかと思ったらやらなかったので、次回はお願いします。この曲と『日昇る光に~Play for Now~』で1位悩んだ。もはや同率1位です。
イントロからがっつりアニソンみが溢れてる。そしてネス将の声もソリッドされていて挑戦的というか、けんかっ早い犬みたい。アニメ好きなねっさんタイアップ来てよかったね…というほっこりした気持ちにもなれます。やっぱりこのアルバム素晴らしいよ…今年よく聴いたアルバムの話も書こうかと思ったけど多すぎたのでやめました。でもこのアルバムは本当によく聴いた。きちんと頭からケツまで通して(シャッフルなしで)聴いた回数が一番多いと思います。それくらい、彼らのセカンドとしての歩みが詰まった、EXILE復活にも大きくかかわる1枚です。
ラスサビの転調がたまんない。まだ加速するか!!っていう。ここで転調しなかったら、『PAN』が1位だったかもです。転調勝ちです。『PAN』には歌詞とかここまでのEXILEストーリー込みで感動できる曲なので転調なしでオッケーですが、この曲はアルバム曲でかっこよさ推しの一辺倒(そんなことないけど)なので、もう一段階ギュンっとギア上げが欲しかったわけです。最高のギア上げでした。ありがとうございました。
以上。とにかく英語打つのがバカめんどくさかったです。おつかれさまでした。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』
私がクイーンを知ったのは、『クソイキリサブカル女子になりたい山ガールファッション』をしていた中学二年生のころだったと思います。まあ有名どころは一応聴いておかなきゃな~くらいのノリで、地元のレンタル屋さんに通っていました。ニルヴァーナ、U2、ビートルズなどなど。ライブエイドをはじめて見た時はマジで感動して、涙が勝手に流れてきた記憶があります。この人たちと同じ時代に生まれたかったし、同じ時代を生きられた人たちがうらやましすぎて嫉妬したほど。でも、クイーンがどういう経緯で結成されて、どうやってスターダムにのし上がったのかは、よく知りませんでした。曲が好き程度、みたいな。
そんなクソイキリ青春時代の記憶が一瞬で蘇りました。『ボヘミアン・ラプソディ』。すでにサントラは聴いていたのですが、ブライアンメイが演奏するFOXのテーマですでにじわっと来ていて。最初に、ライブエイドのステージに向かうフレディの後ろ姿が映るんですけど、そこでもう涙腺がゆるゆるになっていました。小出部長による映画部の連載で、「最初にすれ違っているのがU2」と言っていたのですが、マジでU2でした。ここで早くもひと泣き。本筋もわかりやすくて面白かったけど、こういう小ネタをちょこちょこ挟んでくれるのが、コアなファンにもきちんと向き合っていて良かった。というか、製作陣がクイーンを心から好きでリスペクトしているんだろうな、というのがビンビン伝わってきました。まずフレディ加入からの初ライブで泣くじゃないですか?からのレコード会社の偉い人と話してレコーディング&ツアーやるみたいな流れで、日本の名前が出てきて再び泣きます。
キャストもみんな似てた!というか、役を生きるとはこういうことなんだなあとしみじみ。ジョンディーコン似すぎでしょ。ブライアンメイも、弾き方がそっくりでマジで憑依だなと思った。弾き方というか、演奏しているときの立ち姿がそっくり。ストーリー的にはフレディにスポットが当たっているわけですが、他のメンバーもきちんと人となりがわかる程度には描かれていて、そこは親切だなあと思いました。
山小屋みたいなところでレコーディングするシーン最高でした。フレディがいろんなことに気づいて、自分を見つめなおして、悩んで、『ボヘミアン・ラプソディ』ができて。ほかの三人はちょっと喧嘩したりして。よくできた4人だなあと思いました。何様なんだよと思います自分でも。でもさ~、推しグループあるひとあるあるですよね、「メンバーの関係性最高」っていう気持ち。
フレディが長いツアーやらレコーディングやらから帰ってきて、妻のメアリーに自分がバイセクシャルであることをカミングアウトするシーンも泣きました。「自分はバイセクシャルだ」と伝えたら、メアリーは「あなたはゲイだ」と言うところ。自分より、自分のことを大切に思っている人の方が変化に気づくんだよなあ~、わかる~と思いながら泣いた。離婚した後もずっと友達でいてくれるメアリーが最高でした。彼女がいなかったらフレディはもっと生き急いでしまっていたと思う。メアリーやバンドメンバーが、出会った時からずっと変わらずフレディをフレディとして愛してくれていたからこそ、彼が輝いていたのだと思うと、本当に泣けてしまう。。。というか、現代でも同性愛者とか移民とか、自分が勝手に決めた「普通」という枠の中に入れられない人のことを避けたり虐げたりする風潮が消えないのに、この時代はもっと壮絶だったのでは。。。と、考えるだけで心臓が痛いし、フレディの記者会見のもやもやした描写がそのまんま自分の脳内で再生される。
なんかもう話を追って書くのめんどくなってきたから、思いついたことからポンポンメモするスタイルに移行します。
毎晩パーティーをしてクスリやって酒飲んで、ソロアルバムを出さなきゃ出さなきゃと躍起になってバンドをないがしろにしていうシーン、他の3人のメンバーとの話し合いの時の表情が素晴らしかったです。腰抜かすってよりは、そうなるよな(笑)っていう。リアリティがすごかった。そこまで驚くわけでもなく、この流れが必然であるかのような、でも、信じたいような。パワーバランスがフレディ6他4みたいに見えてたけど、実はそうでもなかったんだろうなと思いました。4人のバンドであることを4人みんなきちんと自覚的だったはず。
そんで破滅していくフレディのもとにメアリーが来て、クイーンにライブエイドのオファーが来ていると告げる、と。。。お分かりの通り、ここから45分くらいずっと泣いています。フレディはギャラ平等とかもうどうでもよかったと思う。とにかく4人でクイーンがやりたかったんだろうな、と。てか見たのが1週間くらい前なんですけど、ちょうどミスチルのライブに行ったばかりだったんですね。だからなんか余計思うところがあって(ミスチルにそういう揉め事があるとかではなくて、今回のライブがバンドバンドしていて絆を感じたってことです)、やばかったです。ライブエイドに向けた練習で、フレディはメンバーに自分がエイズであることをカミングアウトします。一番フレディと喧嘩してたロジャーが「君は伝説だ」って言うの、もう絆以外の何でもないよ~。それにフレディが「俺たちが、な?」みたいに返すのももうさ~~~、青春!!!!!!!!!!!これはマジで青春でしかなかった。曲作ったり合宿したりしてるのも全部全部青春だったけど、苦難を乗り越えて産まれる一体感と狂気的な執念が、ナンバーワン青春でした。青春ネコ映画が見たい人は今すぐ映画館に駆け込もう!!
そしてラストのライブエイド。ここ、本当にすごいとしか言えなかった。いつも「すごい」、「やばい」、「最高」しか語彙がないでお馴染みの私ですが、今回もまた語彙力が更新されることはありませんでした。感情が高ぶれば高ぶるほど言葉って生まれなくないですか?脳と口に直通ラインが開通しませんか?逆に日常のほんの些細な感情の機微の方が、なんでこんな表現自分から出てきたんだろう!詩人なのかな私!天才!!ってなります。
ライブエイドはもうみんな言っている通り、再現の度合いがおかしい。規模感、圧倒的なパフォーマンス、そして客と演者の熱量をあそこまで再現できるとは。。。製作陣のクイーン愛、作品への情熱を感じます。脱帽。フレディの視点からのシーン胸アツでした。
で、エンドロールで『ショウマストゴーオン』流れるの反則です。もうこのままエンドレスで再生してもらっていいです、となりました。立ち上がれないよ~。後ろに座っていた奥様も号泣で動けてなかった。てか意外と若い人がいなくてびっくりしました。クイーン知らなくても、青春映画として超名作なので見た方が良いです!!見てからサントラ聴いて、アップルミュージックの「はじめてのクイーン」聴いてみよう。今作品を見て、サブカルクソイキリ中学生だった自分をやっと肯定できた気がします。おsssssssっそいけど。
このあと、『アリー/スター誕生』もあるんですよね?今年音楽系の映画豊作すぎてどうしたらいいんだろうか。全然見られなかったけど、今年見た映画ランキングつけたい。すぐ終わると思うのでそのうちやろ~。とにかく「ボ・ラプ、青春セイアハ!」って気分です。
Mr.Children Tour 2018-19『重力と呼吸』@さいたまスーパーアリーナ
行ってまいりました!!
一年以上ぶりのミスチルライブ、しかもオリジナルアルバムのライブ!!!
Thanksgiving@日産では、私の「入っていて本当に意味があるのかわからない、一度も当たったことがないF&M名義」がどういう風の吹き回しか、アリーナ3列目を当ててくれました(今までのライブは全部同行者が当たるか、イープラスとかで当たってた)。だから今回は期待していなかったのですが、F&M枠で当たりました!わーい。しかもアリーナの中盤くらい、センステあたり。どうした私の名義。来年以降が心配になるから幸運は小出しにしてほしい。
では、まだまだツアーは折り返してもいなそうですが、大ネタバレ語彙力欠如の感想かましていきます。
始める前に、同行者と「やってほしい曲大喜利」をしていました。シンプルなバンド曲で、ストリングス少なめなやつだろ~という激アバウト且つ願望が詰め込まれている予想の下、出たのがこちら↓。
・SUNRISE
・花
・Happy Song
・男女問題(正式名称長い)
・Monster
・靴ひも
などなど。『SUNRISE』は『UFO』と同じくらい存在を忘れられている曲だと思いますが、毎日変わる「私のミスチルで好きな曲トップ10」不動の一曲です。『SUNRISE』やってくれるまで死ねない。
感想ね。
すごくシンプルなライブになると思ってたから、「ミスチルあるあるのオープニング深イイ映像はないだろ~」と思ってたら、本当に無かったです。逆に驚いてしまった。入りからかっこよすぎ『SINGLES』。あの照明すごかった~。赤と青でバッキバキ。やっぱり『SINGLES』って、ハゲタカの時はわからなかったけど固い曲ですよね。JENのスネアがめちゃくちゃ固くて痺れました。
からの『Monster』。最初のベースのべべべ…が来た瞬間にえ??????うちら?????すごくない??????『Monster』当てるのはやばない????ってなりました。予言者。私はライブで聴いたの初めてかもしれないです。ちょーーかっこよかった。「さあどんな叫び声をあげようか」。…ヤバ。こっちまで苦しくなるし、桜井さんと戦っている気分になりました。そっからバッチバチの『himawari』。何回聴いても大名曲です。喧嘩だコラアアアアア!って感じですよね。オープニングから「何かを届けてくれる」、「楽しませてくれる」というよりは、「自分たちを見せつけてくる」感じだった気がします。だからこちらも戦闘態勢に入ってしまった(?)。早めにダメージ与えてきましたね。周りのお客さんもみんな「このタイミングかあ…」みたいなため息吐いてました。私は「負けねえ…」とメラついてました。最高。『幻聴』、なかけーも田原さんも楽しそうだった~。『幻聴』って桜井さんが歌うの楽しそうだし、演奏も楽しそうだし大好き。でも実は演奏えぐい曲ですよね。ベースライン鬼でしょ。
『HANABI』、『NOT FOUND』。この2曲は、いままでのライブで聴いてきたのと一味も二味も違いました。なんか、違う人たちが演奏しているみたいだった~。どのみちかっこいいんだけどね。演奏に引っ張られている感じ、といえばいいのか?桜井さんが書いた曲なんだけど、まぎれもなくMr.Childrenの曲だ、と思ったというか。真ん中に桜井さんがいる、というよりむしろ3人が演奏でがっつり引っ張ってた。この2曲は、超有名曲ではあるけど、きちんとバンド曲なんだぞ!という証明になってたなと思います。からの『忘れ得ぬ人』。えええええええええええ。私的心締め付けられ(元カレ思い出し)ソングなんですけどおおおお泣いちゃうからやめてほしい…。まさか今回歌うとは。サニセビのピアノはシンプルで好きです。個人的にセビィは「みんなの映画部」でおなじみだから、今回帯同になったのが素直に嬉しかったです。
そっから、花道に移動して、今までやったことない横並びでの演奏!新鮮だけど、今回のツアーにぴったりの演出だったと思います。『花』きたーーーー、本当に自分たちは予言者なのだと確信しました。4人が同じラインに立って演奏するの、マジで心がぎゅいんとなりました。視線が交わることはないのに一緒にいる感じが~~~泣ける~~。『花』のギター大好きだから、田原さんが正面の方の席で良かった。田原さんのギターって、丁寧に餃子を包んでるみたいに見えませんか?繊細で均等で忠実で、見なくても感覚で出来ちゃう感じ。大好きすぎるがゆえに語彙力が失われています。あの幕みたいなのの演出おしゃれでしたね。ブイの『Air』みたい。色も桜井さん→青、田原さん→紫と緑、JEN→黄色、なかけー→赤、がメンバーカラーというか、それぞれの持つオーラって感じで最高でした。
『addiction』からの『Dance Dance Dance』。踊りまくり。ダンス~の最初、打ち込みみたいなイントロ来て「ミスチルも打ち込み時代来るの??星野源なの?」となったけどやっぱりバンドだった。今回本当にJENのドラムが違うのか、演奏が違うのかわからないですが、スネアがハチャメチャに固い。エッジ効いてる曲たちがさらに研磨されていて、切れ味最強のナイフぶん回してる状態で無双していました。センステでジャンプしながら音源越えの歌かます桜井さん何なんですか。ドMじゃないですか。
どこかで『ハル』挟みました。これも歌うとは!春→『ハル』、夏→『HANAB』、秋→『秋がくれた切符』、冬→…どの曲だろう、すぐには思いつかないですがそういうことなのかなあ!!!
佳境。『and I love you』からの『しるし』、泣かせるつもりですか。往年の名曲であり私の心臓つぶし曲。『and I love you』は特に演奏が良かったです。演奏が歌詞を引っ張ってきた。そこからの『しるし』は、桜井さんの歌が素晴らしくて、何回聴いてもこの曲には勝てないな、と思います。てかまだ臨戦態勢なのかよ。『しるし』って私的に構えてないと心臓痛すぎて聞けない曲なんです。ただのラブソングじゃなくて、人間ソング。生涯ともに生きていきたかった人ソング。走馬灯が…あーーーーーキッツい。
『海にて、心は裸になりたがる』、音源では「ふ~ん」だったのに、ライブで聞いたらかっこよすぎました。ブチ上がる。なかけーと桜井さんが「嫌な奴だと思っていても~」のところでお互いを指さしあってて、そっからラスサビ転調手前の「オーオー!」をなかけーに歌わせてたの、楽しそうすぎてハピネスここに極まれり。田原さんにやる日もあったらぜひ、映像化お願いいたします。『擬態』、『worlds end』。もう大好き大攻めセトリかよ~。いつもならハピネス大円団!なところを、何にも縛られない!今を越えていく!って…。絶対この人たち止まらないな、と確信しました。最高に好き。みんなで裸になって叫びまくる曲連発!楽しかったです。『worlds end』のラスサビ前の間奏の弦楽隊が天才だった。てか『worlds end』を最後にやろうとする体力マジスゴイ。大尊敬。
本編ラスト『皮膚呼吸』。この曲も最初はそんなに刺さってなかったのですが、最近グサグサ来ていまして。最後にやられたのやばかったです。今の年齢、境遇だからこそ、ぐっと来たのかもしれない。「苦しみに息が詰まったときも また姿変えながら そう今日も 自分を試すとき」。本当にそうだなって思っているし、このメロディが押しつけがましくなくてまた泣ける。これからどうなっていくんだろう。ミスチルはまだまだやりたいことがたくさんあって、それをたくさん見せてくれるんだろうな、と思えました。いつもありがとうしかないですね、本当に。今、めっちゃ涙こぼれそうです。拭く。
アンコ。私は25周年のライブで沖縄をやるあたりがミスチルの良さだと思っているのですが、今回も「もうミスチルこれだから~~!!!!!好き~~!!!!!!」となってしまった。『REFLECTION』の時の名残でまだスマホライトやってる人がいっぱいいたんですけど、暗めの映像が始まって、だんだんと消え始めて。出てきたアンコ一曲目が『here comes my love』。「輝く光じゃなくっても 消えることのない心の灯りはいつも 君を照らしてる」。…絶句、というか、失笑してしまいました。いやこの人たち皮肉ですかーーーーーーーー!最高!!!!!!!いや多分意図してるわけじゃないと思うんですけど、光なんていらないよ~♪って最高すぎました。まごうことなき名曲です。桜井さんのギターソロ、弾きたくて仕方なかったんだろうな、という無双っぷり。その後ろの演奏がまた、縁の下の力持ち。しっかりバラードベースは崩さない心地よさはさすが26年一緒にやってるだけある、引き算な感じ。
『風と星とメビウスの輪』。久々でした。間奏の手元カメラください!!!桜井さんの今日イチのシャウトが最高だった。『HOME』って地味だけど何気に名盤ですよね。『秋がくれた切符』はやると思わなかったです。意外とアルバムからやらなかった気がする。ていうか私の好きな2曲が入っていないのか…5年後くらいに犬はやりそう。
ラスト『Your Song』。「そう、君じゃなきゃ」、4人がそれぞれに向かって鳴らしてるみたいでなんか泣けてきました。今回のライブ、超有名曲はそんなにやらなかったし、映像で世界観を創り上げることもせず、照明で自分たちのありのままを照らす感じだったと思うんです。まさに「曲を聴かせるライブ」。田原さんとなかけーも、何本使うの?ってくらい楽器変えてました。曲と曲、曲と映像のつながりで世界を作るんじゃなくて、一曲ずつ楽器を変えながらでも、今聞いてほしい曲、演奏したい曲をやってた。言うならばめちゃくちゃフィジカル勝負のライブ。こういうの、若い人がやるやつですよ本来は。ここにきて、26年選手がこんなセトリ組めるんだ、こんなフィジカル勝負のシンプル演出できるんだ、と感動しました。年を追うごとにそぎ落とされて裸になっていくバンド、面白すぎるでしょ。『himawari』が象徴的ですが、タイアップでも好きなことできちゃう感じ、もう何も怖いものなしって感じですね。自分で剣を選べるというか。ミスチルの曲に心臓痛めつけられ屋さんの私は、人生経験を積んでさらに盾を厚くしなければなりませんね…。
さておき、このツアーはアリーナ規模で見られてよかったな、と思います。デカすぎると、魅力が減っちゃう気がする。もちろん、お前らドームどころか屋外でやらないともう魅力が収まらないよ!!早くスタジアム作ってよ!!という人たちもいますが。まあEXILEなんですけど。
会報で楽器紹介よろしくお願いしますマジで。これは本気でお願いします。なかったら要望のお手紙出しちゃいますからね。
マテリアルクラブ『マテリアルクラブ』
もう本人たちが全曲解説してたり、具体的に「こういうことなんです!」と話されているので、軽めに感想をば。
押忍!
こんなに骨がぐにゃんぐにゃんな作品作れるんだ…無脊椎動物みたい、と思いました。バカな感想だけど、本当にそう思ったの!生きてるんだけど、背骨がしゃんとしているわけではなくて、ふにゃふにゃ。見えない芯が通っているような気もする(見えないときもある)。聴くたびに新しい発見がある作品だと思います。全曲感想レッツゴ。
#1 Nicogoly
まさに、マテリアルクラブがやりたい「音楽の煮凝り」。自己紹介ソング的だけど、あっこびんがラッパーの彼女という架空の設定なのが面白くて、絶妙に非現実み。「雑味すなわち経験値」というフレーズにハッとさせられる。ナリハネさんのピアノ好きです。この曲にエレガントさを刺している印象。ありがてえ、頭上がらねえ!
#2 00文法(ver.2.0)
先行配信されていた『00文法』よりもアレンジが追加されて豪華になってる!あっこびんのベースのエグさがより際立っています。なにこれ変態じゃん。『Last Love Letter』のイントロ聴いたときの「やりすぎ…」ってドン引きしたヤツ再来してしまいました。こいちゃんの歌い方も奥行きがあって好きです。最後の抜きも好き、名残惜しさ。
#3 閉めた男 feat. 吉田靖直(トリプルファイヤー)
なああああにこれ(笑)飲み会で録った面白い音をサンプリングして作った、って、こんな面白いものできる?てか「カーテンを一回閉めた男として」「カーテン閉まったぞ」って何??後ろで鳴ってるトラックがかっこよすぎてあれ?これかっこいい曲なのか?ってなる。考えれば考えるほど頭がこんがらがるから、考えたら負けな一曲。とにかく音を耳に入れること優先(笑)ゆきのちゃんの『Curtain』とリンクしてるのかな?と思ってたけど、そこのつながりは偶然だったらしくて驚き。
#4 Amber Lies
全編英語詞。きれいに流れるような曲かと思いきやトラックがかっこよくてギャンギャン。インチキ英語バージョンもそれはそれで面白そうだから聴いてみたい。「歌うときの体の使い方が違う」ってこいちゃんが言ってたけど、まさに。破裂音がそぎ落とされていてなめらかで、でも打ち込みの音によってただのさらさらした曲に成り下がらない。
#5 告白の夜 feat. TOSHI-LOW(BRHMAN/OAU)
打ち込みのいろんな音がとしろうさんのことをすべて肯定しているような、怖さと静けさ。ムーディーなベースラインがかっこいい~。コーラスがめっちゃ好きです。ナリハネの鍵盤がチャーミングで、きっと生音であろうオケ部分はきっちりかっこよく締めて、最高の塩梅。抹茶プリンにレモンソースかけるやつみたいな曲。あれちょーうまいよね。
大好きな大問題作。ずっと何言ってんだ。売れてる女優さんに何言わせてんだ。んで後ろのトラックかっこいいな意味わからん…。トラックはかわいくない、ごりgggggggっごりにかっこいい。かっこいいけどどこで使うんだこのフレーズ、っていう音のオンパレード。マテリアルクラブじゃなきゃ絶対に出来ない曲だと思います。ていうか思いついても「これなんなんだろう…」ってお蔵入りしちゃうと思う。ゆきのちゃん、これきっかけでNHKスペシャルのナレーション仕事とか来そう。各所、よろしくお願いします。
#7 Material World feat. Mummy-D(RHYMESTER),Ryohu(KANDYTOWN)
まずDさんとりょふちんが一緒に歌うというヒップホップドリーム!!しかも詞がめちゃくちゃいい。マテリアルクラブの神髄というか信念というか、ヒップホップの根源にもつながっているようなフレーズもあって。それがしっかり咀嚼できている人たちによる客演なのでそりゃ最高に決まってますわ。初聴きのときマジで泣きそうになりました。後ろでなってるアコギが切なくて、それも涙腺刺激する。「すべては素材さ 無駄なんてないさ すべては出会いさ 見逃すな そのときめきとひらめき」こんなん素直すぎて泣いちゃう。
#8 Curtain feat. 岸井ゆきの
『桐島、部活やめるってよ』を全部朗読してほしい。みずみずしさえげつなくて溺れそうだよ。最後に一発録りしたのが採用されるとか、ほんとこのアルバムって実験的だけど(だからこそ?)、突拍子もないことが起きて妙にドラマチックになってるなあと思います。「波が、寄せては返す」からの次曲へのつなぎは天才としか。あとから足すことを決めたらしいけど、これがあることで次曲が超絶押忍になっています。
#9 WATER
マテリアルクラブ最初の一曲だそうで、打ち込み要素抑え目で(というか、楽器の演奏も作曲もできる人が作った打ち込み曲って感じ)、間奏のバンドサウンドはバンドマンのそれです。ヒップホップになじみのない人はこの曲が入りやすいかもしれないです。こいちゃんのさらっとした歌い方が水みがあって好きです。でも歌詞は結構攻めてる印象。「カルト越えてオカルト」「オカルト越えてカルト」はまさにこいちゃんみ。
#10 New Blues
大名曲きた。ここまでむちゃくちゃふざけたりかっこつけたり裸で本質歌ったりしてきたところに、最後に名曲がずどーンと腰を据えて待っています。まさに「ブルースなんだけど、未来に向けた新しいもの」で。ラッパ隊フロムSANABAGUN.も最高。まだまだ素材はいくらでも吸収できるし、それを基にモノを作れるし、表現する場、まさに『マテリアルクラブ』があるよ!っていう。押忍!!!!
まさにこれを書いてたらシンラのこいちゃんインタビューが配信されました。
「確かに」の333乗。首もげる。
なるほどヒップホップの「何言ってんだ感」と「自分のこと歌ってるかのような具体性」の共存の理由は、こいちゃんの言う固有名詞のおかげなのかもな、と思いました。
この前のヨブンのことで朝井さんが言ってたけど、「大人になると書くことが減る。大きな出来事の記録はするけど、日常で起きる小さな心の機微はいちいち書き残さない」ってのも、ここにつながるかな、と思ったりしました。子供のころは大切に拾っていた素材も、大人になってからは拾わなくなったり、見ないふりをしていたりして。でもそこの、小さなときめきとひらめきを見逃さず、素材として、面白おかしくこねくり回していく。時には痛い痛い思い出も晒したりして…。ファーストアルバムからたくさんの友達を巻き込んでキャッキャしてたら、マテリアルクラブにみんな入りたくなっちゃうんじゃないかなあ(笑)マテリアルクラブ経由で、こういう音楽もあるんだ!やっていいんだ!って、新しいそれぞれの「クラブ」みたいなのができたら、もっと日本の音楽界が楽しくなりそうです。
正直、チャットが打ち込みを始めた時に、まだまだバンドしか知らない私はものすごい不信感があって。『共鳴』とか『変身』あたりのアルバムは当時あまり聴けなかったんです。バンドマンが打ち込みとか意味わからん、という凝り固まったマセガキだったわけです。ナマ言っててすいませんでした。でもどんどんヒップホップなりジャズなりアイドルソングなりアニソンなり、いろいろなジャンルに手を出すにつれて、生演奏の良さを改めて感じたり、オケじゃ補いきれない部分もあることとか、わかり始めて。今となっては、「この曲あのジャンルの要素も入ってるやんけ…誰から影響受けてるんだろう頼む宇野さん鹿野さんインタビューして~」と、他力本願になったりしているわけです。まさに、ベボベとチャットを長らく聴いてきた成果かな、と自分では思います。青春万歳!!
あとこの刺繍ジャケね!狂気の沙汰としか思えない。天才です。鬼畜ですが、刺繍ジャケ盤も欲しいです。
ダイエット宣言~高らかに~
こいつ最近音楽の話ばっかりして関ジャムぶってんじゃねえよと思われたら嫌なのと、自分の覚書としてここにしたためます。
久しぶりにパンツスーツを履いたら、自分の横幅の広さに驚いてしまったので、ダイエットします。
腰をかなり痛めていて、ここ1週間くらい病院に通っていたのですが、担当の先生がいない日に当たると最悪で。何も言わずにマッサージ、電気、終わり。これじゃ治らんだろ!!!腰痛って、一回病院に行って「ハイ治りました☆」ってならないじゃないですか。もちろんそれはわかってるんだけど、さすがに「家では~してください」だの、「~は控えてください」だの、言ってほしいわけです。そして挙句の果てに、「コイツクソデブやんけそりゃ腰痛くなるだろデブあ~肉つきすぎててぜんっぜんマッサージにならねえわ」と思われてんのかな、と思い始めました。だったら自分で運動して腰の痛みも軽減させていこう…となり、かなーり後ろ向きですがダイエット決意。腰痛の人は腹筋をつけるといいらしいので、腹筋をバッキバキにつける予定です。痛みが引いてきたら。
あと、生活習慣がきちんとしたら太った、というのもあります。忙しくて気づいたら1日1食だったのが、きちんと1日3食母の作った料理を食べるようになって、めきめき太りました。母は偉大。肩幅広いから、太ってなければエヴァ体型になれるはずなんです。腕も長いし。でもデブだから、ただのデカいデブです。飛べない豚はただの豚とはまさにこのこと。
具体的にやるのは
・炭水化物抜く
・お菓子・カロリーのある飲み物禁止
・早めに夕飯を食べる
・常に姿勢をよくする
・気が向いたら運動する
くらいの予定です。
炭水化物抜くのが不健康なのはよく知っています。低血糖になるとよくないし。でも、今はデブだから、とにかく食べるものを減らして体重を減らすに尽きるんです。許して。デブに「健康的に痩せる!」みたいな雑誌マジ喧嘩売ってるからね。今健康じゃないからとりあえず体重落として、そっから健康体作らせろや。運動して脂肪を燃やすにも、まず体重落としてから運動させてください頼まア…。
なんでこれらを採用するかというと、3年前くらいに一度これらの方法で半年で12キロ痩せたからです。すごいと思うかもしれませんが、母数が大きいから減り幅も大きかっただけ。当時付き合ってた年下男子と別れて、「なんだったんだよあいつマジで痩せてお前よりいい奴と付き合ってやる!!!!!!このクソガキ!!!!!」と自暴自棄になり、仰天チェンジ。嫌なことがあるとモノを捨てたり、髪を切ったり爪を切りすぎたりするタチなのですが、ついにその矛先が「体の肉」に向けられたわけです。
当時は18時からのバイトをしていたので、17時には夕飯を食べて、それ以降は何も食べないという生活でした。バイト中もずっとお腹を引っ込めて、つま先立ちしたりして。私のことを孫のようにかわいがってくれていた先輩(おばあちゃん)が、毎回おかしやらパンやらをくれるのですが、それも丁寧にお断りするという徹底っぷりでした。
炭水化物はお酒と一緒で、嗜好品という扱いにして、外食の時にしか食べませんでした。友達と一緒の時は我慢せずに食べる。このルールでかなりストレスが軽減されてた感じはあります。お酒も、人とは飲んでいいけど一人で晩酌は禁止。
姿勢もちょーー悪いので、お腹で体を支える感じと、首をまっすぐ長く伸ばす、を意識してました。首伸ばすと見える景色が10センチくらい高くなる。それくらい猫背。
私はダイエットにおいて、「何か新しいことを始める」というのができないっぽくて。運動も大好きだし、走ろうと思えば10キロくらいは余裕で走れるのですが、ダイエットとなるとなんか違うんですよね~。なんなんだろうこの感覚。腕が細くなる体操とか、太もも痩せストレッチとか3日でやめちゃう。単純に3日坊主説あるな。私流ダイエットは、今ある生活から何かを「引く」しか無理なんです、精神的に。ダイエット=体重を減らす=なにかを辞める、という脳筋方程式があるからだと思います。でももうそろそろ年齢的に正攻法で痩せて行かないと、いつか体壊す気がする。だからこの不健康なダイエットは今回で終わりにして、来年からは正攻法ダイエットがしたい!という願望!!
目標は来年4月30日までにマイナス10キロ。目標は高く!それが達成出来たら、運動とか、何かを食べながらやるちゃんとしたダイエットをしたい。
前回ダイエットしてみて気付いたのは、デブは生活習慣を変えないとダメだということ!食べるということに関して常に注意して、管理しないと、いくらでもふとっちゃうんだよ~☆ということ…恐ろしい。17時に夕食をとれる環境、適度に動ける職場、コンビニに寄るのをやめる…などなど、一日中ダイエットのことを考えてなければならないんです。つまり生活。SEIKATSU。はああ頑張ろう。
最近は2駅歩くのを習慣づけています。がんばるぞー。ココア飲んで寝ます。
最近のカムバ軒並みヤバイ
カムバとはカムバックの略で、韓国の音楽業界で使われるワードです。簡単に言うと、「新しい作品(アルバム)を出すこと」。だいたい一か月前くらいにカムバが予告されて、ティーザー画像が出て、全曲ラインナップが出て、MV公開、みたいな流れが主流です。この一連の流れすべてがおしゃれ。日本のアーティストもぜひ真似してほしいです。明日18時、YouTubeにMVあがります!って予告しときながら、朝のワイドショーで「新曲が解禁されました!」のパターンマジで渋くないですか?正直、ジャニーズは配信ないので割と諦めてますが、LDHですよこれの常習犯は。毎度ブチギレそうになります。
そんなことはいいんだよ。年末の賞レースに向けて各グループのファンたちが投票なり視聴回数アップなり頑張っていることと思いますが、今月のカムバラインナップすごすぎる。大物揃い。アップルミュージックのアルバムランキングトップ3全部K-POPです。
まずIZ*ONE。彼女たちはカムバでなくデビューだけど。
IZ*ONE (아이즈원) - 라비앙로즈 (La Vie en Rose) MV
もう超有名ですね。PRODUCE48で勝ち残ったメンバーがデビュー。日本からのメンバーは、日本の48Gでの活動を休止して、アイズワンの活動に専念するというので知った方も多いかもしれないです。
和SEが入ってておしゃれで好きです。まさかのEDM調なのもK-POPらしくてちょー良い。48G、いや日本のアイドルのMVではありえないであろうおしゃれさ。みんなカワイイ。頼むからこっからインスピレーション受けてくれ康パイセン…。日本からのメンバーも洗練されててめっちゃかわいいです。メイクも日本より濃いめで強そう。韓国のアイドルソングって9割9分全員のソロパートが入ってるから、そこも日本との違いです。日本メン、専任終わったらビジュアル・歌・ダンスすべてめっちゃ成長してるかもです。大期待。
てかごめんなさい10月29日リリースだったわ。四捨五入したら11月だから許してほしい。
次、EXO。
待ってた。待ってたのはこのモードのEXOですよ!なんやかんや去年出した『Ko Ko Bop』とか『Universe』に乗れなかったので、個人的には待望の、という感じでうれしい!
とにかくバッキバキのダンスが最高。音遊びもおしゃれで、でもやりすぎてなくて。語彙力なさすぎるけど「EXOっぽい」曲になってるな、と思いました。この曲だけじゃなくてEP全体通してちょっと原点回帰みある。最近、おしゃれで耳障り良すぎるチル曲多いので、これぐらい雑味というか、ゴリゴリなのが気持ち良かったりします。やっぱK-POPはこれくらいやってくれないと物足りない。
今年のSMからのリリースは軒並み良かった気がします。東方神起とかまさに「王者の帰還」。それに引っ張られるように、全部好きだった記憶。世界のトレンドを入れつつ、きちんとK-POPしてるなっていうのが今年のSMに対する印象です。
最後、TWICE。
TWICEに関しては、もっと製作期間取って、完成度の高い作品が欲しいです。『TT』『JELLY JELLY』のころの感動が欲しい…。日本でも忙しそうだし、休ませてあげて!と心から思っています。
とか言いつつまた日本で売れそうな曲がきたー!すっごい日本語詞つけやすそうだし、耳に残るサビはお見事としか言えないです。ナヨンとジヒョの歌うまツートップがほとんどメインサビ取ってるので安定感あるし、「YES or YES!」のモモかサナの甘々声が際立つから一石二鳥。
MVはいつもよりリップシンク多めの印象。ダヒョンの新しい髪色かわいすぎです。
正直この3組になにか思い入れがあるかというとないのですが、音楽番組でIZ*ONEvsEXOvsTWICEの構図になったらめっちゃアガるな、って話。いろんなファンの中でも「男性グループを応援する女性ファン」が熱心であるのは日韓共通ぽいので、EXOが有利かな~とは思ってますが。豪華すぎてライトなけーぽファン(私)はアガってるけど、追ってるファンは1位を獲らせてあげるためにピリピリしてるんだろうな…のんきでごめんなさいあなたの推しグループが1位を獲れますように。
先日のスティーブアオキ×BTS最高だったし、RMのソロもよかったし、この後はBLACKPINKのジェニちゃんのソロデビューもあります。大豊作で追いつけない。
YGは新しいボーイズグループを作るらしいです。企画名は「YG宝石箱」。もーちょいあったろ。
赤い公園『消えない』
元アイドルネッサンス石野理子さんが加入して初めての曲。石野さんのアイドル人生も、お姉さん組が歩んできた旧体制の赤い公園も、どちらも肯定してくれる名曲で、泣きそうになります。石野さんの歌声を再び聴けることに感謝。
まず、アイドルネッサンスも赤い公園も大好きだったので、石野さんが加入したのは素直に嬉しかったし、石野さんを紹介したのがBaseBallBearの小出祐介さんだったことに納得しかありませんでした。たしか、アトロク(ライムスター宇多丸のアフター6ジャンクション)にこいちゃんとライターの三宅さんが『下北沢の音楽サロン化』みたいなテーマで呼ばれた時に、新・赤い公園の話が出たと記憶しています。あの時は本当に文字通り「涙がにじんだ」。ベボベが超久しぶりに対バンツアーやるってなった経緯と重なって、石野さん、赤い公園、ベボベ全方向に感謝感激雨嵐でした。
石野さんの声は本当に魅力的で、存在感が前田敦子さんみたいなんですよね。どっからどう見ても孤高の存在なんだけど、一般人の感覚も持ち合わせていて、そのバランスが見ている方にはうまく伝わらなかったりする。でも本人のバランス感覚が最強だから、そういう悩みを吹っ飛ばして高いパフォーマンスができている、っていう…。伝わってほしいのでアイドルネッサンス時代のYouTube見てくださいお願いします。解散ライブはクソ泣いた。
【ラストライブ ダイジェスト映像 2018.2.24@横浜】アイドルネッサンス
一方赤い公園は、正統派ギャルバンだけど、ボーカル佐藤千明さんの声が印象的で強い女子!!って感じでした。千明さんは初期に比べてぜんっぜん歌がうまくなってて、やっと貫禄出てきた!ってところでまさかの脱退。千明さん最後のシングル『journey』最高。3人でもバンドを継続すると知った時は嬉しかった。なんてったってくssssっそムズイ曲作りやがるのに、くssssssssssっそ演奏がうまいんだもん。米咲さんまだまだエグい曲作ってください頼んます…。もともと曲先行で無理やり歌詞を当ててるときもあったらしいし、ボーカル無しで続けるのも面白いな、とは思っていました。
そして石野さん加入。からの『消えない』。やっとかよ。
まず、お姉さん組と石野さんが別々にMV撮った時点でセツナ良い。星がぶつかるCGもサムいのに泣けます。石野さんは広島県在住の高校3年生なので、週末に曲作りやライブをやっているわけです。お姉さん組が石野さんかわいがりすぎて、テレビ電話しちゃうところもカワイイ。めっちゃ青春。
もう最初の1音から石野さん。パ―ン!と出る音はさすがASHそしてSMA。でも、アイドル歌唱とは別物で、対応力がさすがだなあと思います。きれいに歌いすぎずに、思いをぶつける感じもある。千明さんにはあまりなかったファルセットパートも多くて、新しさ全開。
歌詞は検索してください頼むまーーーじで。石野さんサイド、旧赤い公園サイド、どっちにも当てはまってくそ泣けます。そんな中に赤い公園らしいワードセンスが炸裂してて大好き。「タイタン号」と「桃源郷」、「人形町」と「フィンランド」とか、一筋縄ではいかない韻がカワイくてギャルバンらしい。
お姉さん組は東京のスタジオで演奏してて、石野さんは広島の海で踊っているわけですが。石野さんが赤い公園を新しい場所に連れて行ってくれるような、そんな予感がプンプンする。石野さんは歌もうまいけどダンスも良くて。というか体を使った表現がうますぎる。ヒップホップの素質がありそうです。何かを解放させるのもうまければ、そこに力が集まってくるような引力も持ち合わせている。お気づきかと思いますが、石野さんに心底惚れています。